ぎっくり腰に襲われて強い痛みを感じている方は、あとどれくらい辛抱すれば完治するのかが気になるはずです。また耐え難い痛みであるため、治療法や予防法も知りたいでしょう。
そこで本記事では、その間の治療方法や、ぎっくり腰を未然に防ぐための予防法を詳しく解説しますので、ご覧ください。
ぎっくり腰が完治するまでの期間の目安は発症から1ヶ月~1ヶ月半
結論からお伝えすると、ぎっくり腰が完治するまでの期間の目安は、発症から1ヶ月~1ヶ月半程度です。ただし、初期対応を誤って症状を悪化させてしまうと、治療期間が長引く場合があります。痛みの強い期間も延びる可能性があるため、正しい対応を行う必要があります。
ぎっくり腰が完治するまでの期間ごとに見た症状
ぎっくり腰が完治するまでの期間中は、ずっと痛みが続くわけではありません。ぎっくり腰は発症からの期間に応じて症状が異なり、適切な過ごし方も変わるため、期間ごとの症状も確認しておきましょう。
発症から1~2日:強い痛みが出る
ぎっくり腰による痛烈な痛みのピークは、発症から1~2日程度です。この間に安静にしていられるか、それとも無理をして動いてしまうかによって、痛みの治まり方が大きく変わる場合があります。無理をしてしまうと強い痛みに悩まされる期間が延びる場合があるため、発症直後はとにかく安静に過ごしましょう。
発症から2~3日:痛みが治まりはじめる
多くの場合、発症から2~3日後には痛みが治まりはじめます。ただし、この間も満足な日常生活を送れるわけではありません。無理をすると痛みがぶり返す恐れもありますので、なるべく外出などは控えておきましょう。
発症から1~2週間:炎症がなくなり、自然治癒が進む
発症から1~2週間が過ぎると炎症がなくなる場合が多く、腰を動かしても痛みを感じることはほとんどないでしょう。無理は禁物ですが、この期間からはぎっくり腰を発症する前の日常生活を取り戻せる可能性が高くなります。少しずつ体を動かして筋肉のこりを防ぎ、回復力を高めていきましょう。
発症から3週間以降:リハビリをしながら様子を見る
発症から3週間以降が経てば、仕事に本格復帰しても問題ないでしょう。腰に軽い負荷を加えたり、簡単な運動をしたりしながらリハビリを進めて様子を見ます。そのまま1ヶ月~1ヶ月半が過ぎ、痛みを感じなくなれば完治と考えて良いでしょう。
ぎっくり腰による痛みが強い期間の対処法
ぎっくり腰を発症した直後など、特に痛みが強い期間の対処法は以下のとおりです。
<ぎっくり腰による痛みが強い期間の対処法>
- 痛みが強い時期はとにかく安静にする
- 寝るときは膝の下にクッションを挟む
- 歩くときは手すりや壁につかまる
- 動かなければならないときはコルセットを使う
順番にわかりやすく解説していきます。
痛みが強い時期はとにかく安静にする
ぎっくり腰の発症直後など、じっとしていても痛むような急性期は絶対安静です。腰を動かすような運動はもちろん、歩くことも極力避けて過ごしましょう。この間に重症化を防げるかどうかが、その後の治療の進み具合を大きく左右する場合があります。
寝るときは膝の下にクッションを挟む
強い痛みによって寝られない・横になれないときは、仰向けになり、膝の下にクッションを挟むと楽になることもあります。膝を浮かせれば腰がフラットな状態になり、無駄な圧力がかかりにくくなるため、痛みを軽減させられる確率が上がります。
歩くときは手すりや壁につかまる
トイレなどに立つときは、手すりや壁につかまりながらゆっくりと歩いて移動します。杖や頑丈な一本傘がある場合は、支えにして歩いても良いでしょう。体重を少しでも分散して歩くことが、腰へのダメージを減らすためのポイントです。
動かなければならないときはコルセットを使う
どうしても仕事をしたり、買い物などで外出したりしなければならないときは、コルセットを使うことをおすすめします。コルセットをつけることで腰の負担を減らし、全身を動かしやすくなるため、痛みによる転倒などの事故を防ぎやすくなります。
ぎっくり腰の予防法・再発防止法
ぎっくり腰の予防、もしくは再発を防止したい場合は、以下の3つの方法を試しましょう。
<ぎっくり腰の予防法・再発防止法>
- 腰に違和感やわずかな痛みを覚えたら無理をしない
- 体幹やふくらはぎを鍛える
- 姿勢や骨格の乱れを矯正する
順番に詳しく解説します。
腰に違和感やわずかな痛みを覚えたら無理をしない
ぎっくり腰には前兆が見られる場合があります。たとえば今まで感じなかった痛みが腰の周りに発生したり、腰が突っ張るような違和感を覚えたりするケースです。これらの症状が現れた場合は、ぎっくり腰のサインと考えて、腰に負担をかけるような動きは避けましょう。
体幹やふくらはぎを鍛える
体幹やふくらはぎを鍛えることも、ぎっくり腰の予防につながります。体幹を鍛えれば、腰の負担を減少させられます。またふくらはぎを鍛えれば、血流を促進して筋肉のこりを予防できます。
日ごろからストレッチや軽い運動を繰り返して、ぎっくり腰の予防に努めましょう。
姿勢や骨格の乱れを矯正する
猫背などの悪い姿勢を続けていると、日常生活から腰に強い負担をかけてしまいます。骨格が乱れている場合も同様で、何気なく過ごしているだけでも腰へのダメージを蓄積してしまうため注意しましょう。姿勢や骨格の乱れを矯正すれば、ぎっくり腰をはじめとする足腰のトラブル全般を防ぎやすくなります。
まとめ
ぎっくり腰が完治するまでの期間は、目安として1ヶ月~1ヶ月半程度です。強い痛みが出るのは発症から1~2日目までがピークで、その後は徐々に痛みが治まっていきます。しかし、無理をして腰に負担をかけると完治までの期間が長引く場合がありますので、症状を見極めながら適切に対処しましょう。
六本木カイロプラクティックでは、腰の痛みに詳しいスペシャリストが在籍しており、痛みの解消や根本改善に向けた施術を行っています。再発させないことを目的とした施術を行うるため、はじめてぎっくり腰になった方はもちろん、度重なるぎっくり腰に悩まされている方も当院にご相談ください。