坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている坐骨神経が圧迫され、痛みや痺れが出る疾患を言います。インターネット上にはセルフケアの方法が掲載されていますが、信頼性の問題などから悪化を防ぐためにやってはいけないことがいくつもあるため注意しましょう。本記事では、坐骨神経痛の悪化を防ぐ方法を詳しく解説します。
坐骨神経痛でやってはいけないこと7選
坐骨神経痛になったら、以下の行動は避けましょう。
<坐骨神経痛でやってはいけないこと>
- 同じ姿勢を取り続ける
- 重いものを持ち上げる
- 強いマッサージ
- 腰に負担がかかる運動
- 体を冷やす
- 背骨をねじる
- 自転車に乗る
これらをやってはいけない理由をわかりやすく解説します。
①同じ姿勢を取り続ける
同じ姿勢を取り続けることは避けましょう。特に同じ姿勢で椅子に座り続けていると、お尻の筋肉や関節が圧迫されて硬くなり、痛み・痺れの症状が強くなる恐れがあります。デスクワークをする方の場合、小刻みに姿勢を変えたり、たまに立ち上がって体を伸ばしたりすることが重要です。
②重いものを持ち上げる
重いものを持ち上げると腰に強い負担がかかります。これは坐骨神経痛を悪化させる可能性が高いため、最もやってはいけないことのひとつです。地面に置いてあるものを拾うときは、膝を曲げてしゃがんでから持ち上げるようにしましょう。また、症状が改善するまでは極端に重いものを持つべきではありません。
③強いマッサージ
マッサージを受けると楽になれそうですが、力が強すぎる場合は逆効果になってしまいます。また、マッサージは一時的に症状を緩和させる効果がありますが、根本的な改善には期待できません。
坐骨陰茎痛の原因は梨状筋などの異常拘縮がほとんどであるため、坐骨神経痛を引き起こす原因そのものの治療が必要です。
④腰に負担がかかる運動
腰に負担がかかる運動も避けましょう。腰に負担がかかることで、坐骨神経がさらに傷ついて炎症を引き起こす可能性があります。痛みが引くまでの間は、安静に過ごすことが一番です。
⑤体を冷やす
足腰が冷えると自律神経が興奮し、緊張状態に陥ります。これが筋肉を固める原因になり、坐骨神経をより強く圧迫する恐れがあるため要注意です。冬の寒さにも警戒しなければなりませんが、夏場の冷房にあたり続けるのもリスキーなので、ブランケットを使うなどして足腰を冷やしすぎないようにしましょう。
⑥背骨をねじる
背骨をねじるような動きも避けましょう。特に背骨をねじりながら前屈などの動作をしてはいけません。坐骨神経に対して強い圧力がかかり、激痛が走ったり、坐骨神経痛を悪化させたりする恐れがあります。
⑦自転車に乗る
自転車に乗ると自然と前かがみの姿勢になり、坐骨神経を痛める可能性が高くなります。また、運転中に痛みや痺れを感じると自転車をコントロールできなくなり、思わぬ事故に巻き込まれるかもしれません。坐骨神経痛が治まるまでの間は、徒歩や公共交通機関を使って移動することをおすすめします。
坐骨神経痛の正しいセルフケア方法
坐骨神経痛の正しいセルフケアの方法も知っておきましょう。
<坐骨神経痛の正しいセルフケア方法>
- コルセットを使う
- 椅子には深く腰掛ける
- 負担がかからない強さのストレッチをする
これらの方法を試しながら様子を見て、症状が改善されない場合は専門家に相談しましょう。
コルセットを使う
コルセットは腰への負担を軽くしてくれます。特に重いものを持つときは便利なので、仕事を休めないなどの事情がある場合は使うと良いでしょう。
椅子には深く腰掛ける
椅子に座るときは深く腰掛けましょう。そうすることで背筋が伸び、背骨を使って体重を支えられるようになるため、腰にかかる負担を減らせます。
負担のかからない強さのストレッチをする
強すぎるマッサージは厳禁ですが、負担のかからない範囲内のストレッチは効果的です。特にお尻の周辺にある梨状筋を伸ばすストレッチは、坐骨神経への圧迫を減らせるため、無理のない範囲で試すと良いでしょう。
まとめ
坐骨神経痛でやってはいけないことは大きく7つあります。仕事などで行う日常的な動作が坐骨神経痛を悪化させる恐れもあるため注意しましょう。また症状を改善できない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
六本木カイロプラクティックでは、坐骨神経痛の症状を早期改善させる施療を実施しています。特に坐骨神経と深い関わりのある梨状筋の異常拘縮を改善させる施術はご好評をいただいており、重症例が軽快した患者様もおられます。改善を諦めかけている方も、ぜひ当院の施術をお試しください。