坐骨神経痛

座り続けることができないことも!坐骨神経痛の症状と原因は?

坐骨神経痛ってどんな症状?

  • 腰から尻・太もも外側・裏側・すね・足先にかけての痛み、しびれ、こわ張りがある
  • 尻の痛みが強く、座り続けることが出来ない
  • 長時間立ってるのが辛い
  • 腰を反る、前かがみをすると尻及び太もも裏に痛み・しびれが出る
  • 痛くて歩けない
  • 足に力が入りにくい

 

どんな人に多い?

 

  • 腰に負担がかかる業種の方
  • デスクワークで長時間座りっぱなしでいる方(車の運転も含む)
  • 激しい運動をする方
  • 加齢により、尻周辺の筋肉・靭帯の低下がある方

坐骨神経痛は自然に治る?

動けないほどの痛み・しびれではないと自然に治る場合もあるが、生活に支障が出ている状態では自然治癒が難しい場合が多いです。

 

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛とは、何らかの原因で腰から脚に向かって走る坐骨神経という太い神経が圧迫されて、尻や脚の痛みやしびれが生じる状態で、坐骨神経痛とは病名ではなく症状の名前のことで、梨状筋症候群ともいいます。

坐骨神経は腰部・仙骨部から出て尻の筋肉「梨状筋」を通り、足に向かう末梢神経で一番太く長さも1mあり、太ももの裏側で総腓骨神経脛骨神経に分かれ、脛骨神経は後面、総腓骨神経は前面へ向かい足の指先まで伸びています。

整形外科学的には、下記の原因により症状が発生していると診断します

坐骨神経痛

坐骨神経痛の検査と治療

主な検査は患者さんに治療ベットに仰向けに寝た状態で、膝を伸ばしたまま脚を上に挙げる下肢伸展挙上試験(ラセーグテスト・ブラガードテスト)などの理学検査で尻・脚の裏側の痛み、しびれ、張りなどの程度、足の感覚や力の入り具合などを調べます。病院ではX線撮影などの画像検査を行って診断を確定します。

治療では痛みの緩和が優先され、鎮痛剤・筋緊張弛緩剤・血管拡張薬などを処方し、痛みが強い場合ペインクリニックではブロック注射・ステロイド注射で痛みを緩和させます。

物理療法

  • 温熱療法
  • マッサージ
  • 低周波電気療法
  • 赤外線やマイクロ波療法
  • 骨盤牽引

 

なかなか改善されない坐骨神経痛

 

病院や整骨院、整体院、鍼灸院に行って上記のようなさまざまな治療を受けても、その時はよくなってもまた症状が戻ってしまう場合も多いようです。

当院の早期に症状を改善する施療

当院では他の症状と同じく痛み・しびれを引き起こす原因が筋・筋膜の異常拘縮によるものとし、まず腰周り及び太ももの裏側の筋の状態を調べ確認します。

特に梨状筋症候群といわれる尻の筋肉の一つである梨状筋の状態を調べ(ほとんどの場合異常拘縮が起きています)同じように押圧による圧迫で症状が増悪することを確認します。次に膝から足先にかけての症状がある場合は坐骨神経から分かれた「脛骨神経」総腓骨神経」それぞれを支配する筋・筋膜の状態を調べて異常があれば同じように圧迫し、症状が強く出る(もしくは弱くなる)ことで原因筋を特定します。

当院では独自の施療技術で特定した原因筋・筋膜の拘縮をリリースすることで早期に症状を改善していきます。

通常、症状は片側に発症しますがまれに両側に発症することもあり、かつて両側に深刻な症状をかかえ、さまざまな治療を受けても改善がなく、仕事もさる事ながら旅行、好きな趣味のヨットも諦め、一人娘さんの結婚式への出席も断念していた中年の男性患者さんが来院され、当院の集中施療を受ける事で改善し、長時間にわたる結婚式にも出席出来て大変喜ばれたケースもありました。